本当に自分のやりたいことが何か、と考える時に思い出してしまうこと。
こうなりたい
と思う前に
あぁはなりたくない
と思い出す経験がある。時効だと思い、自分で忘れないように記録として。。
今から、20年前のこと。
高校を卒業後、予備校に通いながら、新聞奨学生として販売店のそばで、初めて一人暮らしでアパートに住んでいた時の話。
同じタイミングで、少し上の先輩Aさんは、4浪ながら大学を目指していた。
当時、その販売店は、全体の半数以上、13人が新聞奨学生(男性)。
何年留年しているかわからないが20代後半のBさんを筆頭に、時に厳しく、時に優しく。いやいや、実に厳しいチームだった。仕事内容も、朝刊→予備校→夕刊→予備校、で1日3~4時間睡眠で体力的にも精神的にも、高校卒業したて、初めての一人暮らしでしんど過ぎたが、先輩が、みんな奨学生の最初の辛い時期を知っているので、助けてくれた。今思えば、ここで社会人としての基礎の礼儀は全部学んだ気がするので感謝しているが、言動一つでも、鬼のように怒られたりしていた。
(例:みんなが同じ環境下で、疲れているに決まっている中で、「疲れた」とつぶやくと最も怒られていた。空気を読め、というか自分がどう振る舞うことが大切なのかの教育でもあったような気がする。)
慣れないバイクで、雨でも雪でも配達をしたり、賄いのゴハンがやばいくらいマズかったり、今でも言えない話も沢山ありましたが、厳しい環境下の中でも助け合って頑張っていました。
1年で、大学に進学が決まり、そのお店を出ることになるタイミングで、超厳しいリーダーだったBさんを中心に大学卒業(中退含む)で中心メンバーがお店を出ることに。
その後、1年くらいたった頃。確か翌年卒業する先輩を送り出そうと思って集まった時だったような。詳しくは思い出せないが。
同期だった先輩のAさんのところに顔出してみよう、と彼の部屋で見た光景が、、、忘れられない。
元々、タバコを1日1箱以上吸う人だったが、それとはまた違うような臭いが部屋にこびりついていて、咳込んでしまうくらい。
そんな部屋の奥のテーブルの上に、葉っぱと紙が置いてありました。
その時は知らなかったので、最初は何かわかりませんでしたが、聞いたら
吸うためのフィルターと紙でした。
こんな感じの状態でした(イメージ)。
画像参照元↓
このリンク先の道具がテーブルに。。。
「いやぁ、これタバコなんか比べ物にならないくらい美味しいんだよ。ちょーうめー。やめらんねーよー。お前も吸ってみる?」と誘われました。
タバコを吸わず、嫌なことは嫌、とハッキリ言う性格なので、誘いを受けないので断りました。
元々、Aさんは、自分が嫌だと思っても先輩からの誘いを断らないタイプでした。この件は、私と入れ替えで入った奨学生が、自分がやっていて気持ちいいから、と周りに勧めたようでした。
それ以来、この奨学生時代のお店関係の人とは、一切関係を断絶。今ではどうなっているのか、知る由がありませんが、たまにあのことを思い出します。
どんな人生を歩んだとしても、こうはなりたくない。
こういうのは、強く思うと、意識してしまうので心にフタをしているのですが、たまに開く時が。その時は、猛省して、自分を正している、という事を繰り返しています。
あの経験がバックグランドにあるので、
「周りの環境で人間は、いくらでも変わることが出来る」
と信じているから。もしかすると活動支援系なのは、こういう経験からだったかな。と、風呂に入っていたら急に思い出して、書き記したくなりました。
さて、今の私は誰に囲まれていましたっけね。思い直してみようっと。