記事:違いは「なくす」より「楽しむ」のがいい。 若新雄純さんが語る”歩み寄り“の心得
昨年のR-SICでも、寝坊?と大遅刻しつつ、半分くらいの時間で自分のワールド作り出していた若新さんの話。
協働を考えるうえで、大切な視点
このプロジェクトが成功した理由は、もう一つある。それは、短期間で成果を求めないことだ。
「いつまでにどうするっていうのを決めないことが、僕のプロデュース業においては、すごく大事なんです。こういうことをやるプロジェクトマネージャーは、すぐに成果を求められがちですが、僕は特に目標は決めません。JK課でも、到達しなければいけない目標や、あらかじめ大人が組んだプランは何もありませんでした」
対話が成立するまでにはある程度時間がかかるからだ、と若新さんはいう。人格と切り離し、違いを現象として取り出し、「違いのぶつかり合いが面白い」と捉えられるようになるまで、あえて“いい加減にしておく”期間として、少なくとも2、3ヶ月は必要だと語る。